小規模貯水槽水道の検査・分析
スタッフからのコメント
営業課 専門担当 関根 淳
お得意様はもちろん、新規のお客様にも末永くお取引頂けるよう、営業として正確な情報をご提供し、誠実にご対応させて頂きます。

小規模貯水槽水道とは、
受水槽(タンク)の有効容量が10m3以下のものをいいます。
一般的に9項目の検査を行っていれば問題ありません。

検 査 区 分 検 査 項 目 検 査 頻 度
望ましい検査として9項目
※項目については施設を管轄する保健所等にお問い合わせください
一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量、pH値、味、臭気、色度、濁度 年1回以上
※年1回は水質検査を行い、安全を確認しましょう。

★各項目の解説・基準値はこちらから
「検査項目の内容及び健康への影響について」

サンプリングマニュアル・項目基準一覧表

【重要】

地域により、項目が変わります。例えば、東京都の条例では、特定飲用井戸などは、上記9項目に亜硝酸態窒素が追加され、10項目になります。項目については施設を管轄する保健所等にお問い合わせください。

チェックポイント

水道法では従来、小規模貯水槽水道(有効容量10m3以下)は法的に未規制となっていましたが、現在では小規模貯水槽水道も簡易専用水道(有効容量10m3超)に準じた管理が必要です。
従来は水道法による規制ではなく、都道府県・政令市の条例による規制・要綱による指導でした。

備考

貯水槽水道:水道事業*1 の用に供する水道及び専用水道*2 以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするものをいいます。

*1 水道事業 : 一般の需要に応じて水道による水を供給する事業。
*2 専用水道 : 学校並びに寄宿舎、療養所、社宅などの自家用水道、その他の水道で、100人を超える者に
   その居住に必要な水を供給するものを専用水道といいます。

そして、現在は、新たに水道施設の一日最大給水量が20m3を超えるものも追加になっています。

【チェック!】

貯水槽水道は、水道事業者及び当該貯水槽水道の設置者の責任に関する事項が、適正かつ明確に定められていること、と明文化されています。すなわち、従来水道法による規制ではなく、都道府県・政令市の条例による規制・要綱による指導であった小規模貯水槽水道(有効容量10m3以下)についても簡易専用水道(有効容量m3超)に準じた管理が必要となり、給水契約を結んでいる水道事業者は供給規定に基づく適切な管理・検査受検の指導や、施設への立入、改善の助言・勧告を行うこととなります。

参考

各自治体でも条例改正を行い、有効容量10m3以下の受水槽の管理基準を定めた条例を制定しはじめています。

対象範囲

  • 特別区を除く市町村
  • 上記地域にある受水槽有効容量10m3以下の貯水槽水道と受水槽を持つ飲用井戸(小規模貯水槽水道等という)

特定小規模貯水槽水道等について

  • 小規模貯水槽水道等のうち、学校、病院、社会福祉施設等の施設(規則に定める施設)に水を供給するもの
  • 受水槽有効容量が5m3を超えるもの

上記のものを特定小規模貯水槽水道という

この「特定小規模貯水槽水道等」に該当すると
●設置者は
  • 施設の届出(設置者は保健所へ届出)

⇒特定小規模貯水槽水道等の給水を開始したとき(東京都水道局に届出を行なった場合を除く)

⇒特定小規模貯水槽水道等を変更又は廃止をしたとき(東京都水道局に届出を行なった場合を除く)

  • 設置者が行う衛生上の措置

→日常的に衛生的な維持管理が義務付け

例)・ 貯水槽の定期清掃

⇒1年に1回以上、定期的に清掃してください

  • 施設の管理状況の検査、点検

⇒ポンプなどの水道施設の管理状況の検査を1年に1回以上、定期的に行なってください

  • 水質検査の実施
  • 緊急時における措置
●東京都(衛生行政)は
  • 指導・助言、改善指示、給水停止、立入検査等、罰則
  • なお、罰則は

→給水停止命令に従わないとき:10万円以下の罰金
報告義務に違反したとき、立入検査を拒んだとき:5万円以下の罰金

特定小規模貯水槽水道等以外(5m3以下の施設)については
●設置者は
  • 衛生上の措置及び緊急時の措置等を行うよう努めること
<埼玉県川越市の場合>

また、政令市である埼玉県川越市でも、条例に基づき簡易専用以外の貯水槽水道の管理について以下のような規程を制定して、管理の徹底をお願いしています。

「川越市水道事業小規模貯水槽水道の管理に関する規程」(平成15年4月1日施行)
●設置者は
  • 受水槽の清掃を1年以内ごとに1回、定期に実施

⇒建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法(建築物衛生法))に基づき、
 建築物飲料水貯水槽清掃業者の登録を受けた業者による実施が望ましい

  • 水槽の点検は定期的に(月1回程度)

⇒有害物、汚染等によって水が汚染されるのを防止するために、施設を点検しましょう

  • 管理についての水質検査の実施は定期的(1日1回程度)

⇒蛇口から出る水の色、濁り、臭い、味等に異常がないか検査を行なってください。
 また、検査時に遊離残留塩素濃度の測定(0.1mg/L以上)の確認も行うことが望ましいです。

※設置者はその貯水槽水道の水質について、1年以内ごとに1回、定期に川越市保健所または厚生労働大臣に登録した業者による検査を受けてください

⇒検査項目は、蛇口における水の色、臭い、味、色度、濁度及び残留塩素の有無に関する検査

  • 異常時の対処(汚染事故等)

こうした管理に努めるようにお願いをしています。


飲料水の主要な検査項目セット(区分)

以下に掲げる検査項目はすべて日本分析(自社分析室)で検査いたします。
外注委託はございません。安心してご依頼ください。

各項目の解説はこちらから » 「検査項目の内容及び健康への影響について」

検査項目セット 主な内容
ビル管11項目
建築物衛生法
一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度
有機物(全有機炭素(TOC)の量)は平成21年4月1日より基準値変更
※亜硝酸態窒素が平成26年4月1日より追加されました
ビル管16項目
建築物衛生法
上記11項目にプラス
鉛及びその化合物、亜鉛及びその化合物、鉄及びその化合物、銅及びその化合物、蒸発残留物
※亜硝酸態窒素が平成26年4月1日より追加されました
消毒副生成物12項目
建築物衛生法
シアン化物イオン及び塩化シアン、塩素酸、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、総トリハロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、臭素酸、トリクロロ酢酸、ホルムアルデヒド
ビル管23項目
建築物衛生法
上記11項目+消毒副生成物12項目
ビル管28項目
建築物衛生法
上記16項目+消毒副生成物12項目
ビル管井水7項目
建築物衛生法
平成21年4月1日より8項目から7項目に変更
四塩化炭素、シス-1.2-ジクロロエチレン及びトランス-1.2-ジクロロエチレン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ベンゼン、フェノール類
飲用井戸等11項目+α 一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度の11項目
    +
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等に代表される有機溶剤
    +
その他、アンモニア性窒素、残留塩素など
51項目(全項目)
平成26年4月1日より50項目から51項目に変更
新基準省令の上欄に掲げるすべての事項
※従前の50項目に9亜硝酸態窒素が追加され、51項目になりました
水道法9項目(基本的項目) ◎主に簡易専用水道・小規模貯水槽水道(井戸水除く)該当施設など
一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度
水道法21項目+α 一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度の水道法9項目(基本的項目)
    +
シアン化物イオン及び塩化シアン、塩素酸、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、総トリハロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、臭素酸、トリクロロ酢酸、ホルムアルデヒド
上記水道法21項目にプラス
その他必要な項目(配管材など)
水道法40項目 上記51項目から
消毒副生成物12項目からシアン化物イオン及び塩化シアンを除いた11項目を除外したもの
水道法38項目 上記水道法40項目から
(4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール(別名ジェオスミン)及び1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)を除外したもの
水道法49項目 上記水道法51項目から
(4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール(別名ジェオスミン)及び1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)を除外したもの
中央式給湯水(冷水) 11項目、16項目、消毒副生成物12項目など
防錆剤注入 五酸化リンなど

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