検査項目の内容及び健康への影響について
  • 一覧表

健康影響など:50音順

水道法で定められています全項目(51項目)につきまして、項目ごとに健康への影響をご説明いたします。

  • * 注1 平成26年2月28日に水質基準に関する省令の一部が改正され、水質基準項目は従来の50項目から51目になりました。(平成26年4月1日施行)
  • * 注2 平成27年3月2日に水質基準に関する省令等の一部を改正する省令が公布され、2項目について基準値が変更となりました。(平成27年4月1日施行)下記表は、最新版になっています。
手順
  1. ご覧になりたい項目の頭文字をクリックしてください。
  2. 基準値が表示されます。
  3. 項目名の番号をクリックしてください。
  4. 2段目に原因、3段目に健康影響が表示されます。

【あ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
9 亜硝酸態窒素
H26.4.1から追加

0.04mg/L以下であること

窒素肥料や腐植、家庭排水などに含まれる窒素化合物が化学的、微生物学的に酸化・還元を受けて生成する。

チアノーゼを起こしたり、体内で発ガン性物質を生成するといわれている。また、硝酸態窒素と比べ極めて低い濃度でも健康影響があると報告されている。
32 亜鉛及びその化合物

亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下であること

水道水では、給配水管が主な由来であり、収斂味、白濁等を呈することある。

人間にとって必須元素であり、毒性は低い。
33 アルミニウム及びその化合物

アルミニウムの量に関して、0.2mg/L以下であること

水道水中では凝集で使用した薬品のごく微量が残留している懸念がある。

アルツハイマー病との関連、その他の病気との関連が指摘されているが、因果関係を結論づけるには、さらに詳細な検討が必要と考えられている。
48

異常でないこと

生活排水、糞尿等の混入、プランクトン、菌類の繁殖等に起因することが多い。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
【い】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 1 一般細菌

1mlの検水で形成される集落数が100以下であること

一般細菌は、空中、土壌、草木等自然界に由来する。平常時より著しく上昇した場合には、何らかの汚染、病原生物混入の可能性を示唆している。

大部分は直接病原菌との関係はなく、無害の雑菌といわれている。
41 陰イオン界面活性剤

0.2mg/L以下であること

生活排水、産業排水など。

発泡や異臭味の原因。健康影響ははっきりしない。
【え】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
21 塩素酸

0.6mg/L以下であること

浄水処理にて次亜塩素酸を長期間貯蔵すると酸化により塩素酸濃度が上昇することが明らかになりこの度追加となった。

メトヘモグロビン血症、無尿、腹痛及び腎不全等。
38 塩化物イオン

200mg/L以下であること

塩化物イオンは、水に溶けている塩素分である。漬物を洗った水、汗を流した浴水等の家庭排水、し尿、汚水、雨水等にも当然多く含まれている。

1日に4,000mg/L以上で心臓病、腎臓病患者に有害といわれる。
【か】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 3 カドミウム及びその化合物

カドミウムの量に関して、0.003mg/L以下であること(H22.4.1〜)
カドミウムの量に関して、0.01mg/L以下であること(〜H22.3.31)

鉱山からの流出、工場排水などの混入等の疑い。

腎臓障害、悪心、嘔吐、異常疲労など。
39 カルシウム、マグネシウム等(硬度)

300mg/L以下であること

地質由来、海水、工場排水、下水などの混入の疑い。

高濃度は胃腸障害など。
【く】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
22 クロロ酢酸

0.02mg/L以下であること

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性が懸念されている。
23 クロロホルム

0.06mg/L以下であること

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性があるといわれている。
【し】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
10 シアン化物イオン及び塩化シアン

シアンの量に関して、0.01mg/L以下であること

工場排水の混入など。塩化シアンは消毒副生成物として検査が強化された。

めまい、頭痛、意識喪失、痙攣等。
11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素

10mg/L以下であること

土壌、あらゆる場所の水、野菜等も含む植物中に広く相当量存在する。一般に地表水では少なく、地下水では浅層水に多く溶存している。肥料の使用、腐敗した動植物、生活排水、工場排水などが汚染源である。

主として満1歳未満の乳幼児にチアノーゼを起こしたり、体内で発ガン性物質を生成したりするといわれている。
14 四塩化炭素

0.002mg/L以下であること

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

吐き気、けだるさ、消化不良、昏睡状態等の神経的症状。
15 1.4-ジオキサン

0.05mg/L以下であること

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

発ガン性が懸念される。
16 シス-1.2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン

0.04mg/L以下であること

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

吐き気、眠気、疲労感など。
17 ジクロロメタン

0.02mg/L以下であること

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

知覚、運動機能喪失。
24 ジクロロ酢酸

0.03mg/L以下であること(H27.4.1より)

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性があるといわれている。
25 ジブロモクロロメタン

0.1mg/L以下であること

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性が懸念されている。
26 臭素酸

0.01mg/L以下であること

オゾン処理による浄水過程で消毒副生成物として生成。

発ガン性が懸念されているほか、毒性影響としては、吐き気、嘔吐、腹痛、中枢神経系の機能低下など。
40 蒸発残留物

500mg/L以下であること

水の中に浮遊したり溶解したりして含まれている物質の総量。この値が高いと水質低下が考えられ、清浄な水ではこの値が低い。

衛生上の障害は定かではないが、多量に含むと水の味が悪くなる。
42 (4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-
ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール
(別名ジェオスミン)

0.01µg/L(0.00001mg/L)以下であること

湖沼、貯水池及び汚濁の進行した流れの緩やかな河川で繁殖する藻類等により産生されることが確認されている。純かび臭を呈する。

かび臭としての異臭は感知されるが、健康に影響を与える等の問題は起こっていないといわれている。
49 臭気

異常でないこと

生活排水、糞尿等の混入、プランクトン、菌類の繁殖等に起因することが多い。消毒剤の塩素臭は異常としてはいない。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
50 色度

5度以下であること

水道水の場合ほとんどが配管の腐食による鉄由来。また、工場排水、下水等の混入によっても起こる。水質的に何らかの異常が発生したことを知らせる現象。

着色物質によっては、病原菌や有害物質を含んだ場合もあるので、原因追究が必要。
【す】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 4 水銀及びその化合物

水銀の量に関して、0.0005mg/L以下であること

工場排水の侵入、農薬散布など。

神経と腎臓の障害。
【せ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 5 セレン及びその化合物

セレンの量に関して、0.01mg/L以下であること

工場排水、鉱山排水の混入など。

胃腸障害、皮膚の黄疸様変色などが報告されているがセレンと明確には確認できていない。ガンの発症を抑制するという報告もあるようだ。
【そ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
27 総トリハロメタン(クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン及びブロモホルムのそれぞれの濃度の総和)

0.1mg/L以下であること

クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの4項目の総和。飲料水中のトリハロメタン濃度は、水温の上昇する夏期に高くなる傾向がある。

【た】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 2 大腸菌

検出されないこと

温血動物の糞便の中に多量に存在する。大腸菌が検出されることは、人畜のし尿や病原菌が直接または間接的に混入したことを疑う重要な試験である。

近年は病原性大腸菌による汚染もあり、危険度大。
51 濁度

2度以下であること

水道水の場合土砂等の混入、溶存物質の化学的変化等が考えられる。外観上の不快感や味覚障害等の飲用障害を起こす。

原因物質によっては、病原菌や有害物質等を含んだ場合もあるので、原因追究が必要。
【て】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
18 テトラクロロエチレン

0.01mg/L以下であること

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

嘔吐、腹痛、意識喪失など。
34 鉄及びその化合物

鉄の量に関して、0.3mg/L以下であること

水道水では、給配水管の腐食が主な由来であり、赤水の原因物質として問題になることが多い。鉄濃度の高い水は、混濁、沈殿したり着色するので、料理用、洗濯用には不向きである。

毒性は低く、通常、飲料水や食物からの摂取では、致死量に至ることはない。
【と】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
19 トリクロロエチレン

0.01mg/L以下であること(H23.4.1より)

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

嘔吐、腹痛、食欲減退など。
28 トリクロロ酢酸

0.03mg/L以下であること(H27.4.1より)

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性が懸念されている。
35 銅及びその化合物

銅の量に関して、1.0mg/L以下であること

水道水では、主に給湯設備の材質に銅を用いたときに、溶出銅による着色水、濁り水の起こることがある。

人体に対する毒性は低いといわれている。
【な】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 6 鉛及びその化合物

鉛の量に関して、0.01mg/L以下であること

水道水では、多くの場合給配水管からの溶出による。

生体内では骨に沈着し、長期摂取で貧血、消化管の障害、神経系の障害を示す。
36 ナトリウム及びその化合物

ナトリウムの量に関して、200mg/L以下であること

自然環境中に広く分布、工場排水混入の疑いも。

腎疾患などで体内に貯留したときは、水分を伴って浮腫として現れる。
【ひ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 7 ヒ素及びその化合物

ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下であること

地質由来、工業排水、工場排水、農薬等の影響。

粘膜炎症、筋肉の弱化、食欲減退等。
44 非イオン界面活性剤

0.02mg/L以下であること

生活排水、産業排水など。

多量でなければ影響はあまり強くないといわれている。
47 pH値

5.8以上8.6以下であること

水の液性が酸性かアルカリ性か中性かをあらわす指標で、基準値から大きく外れるものは何らかの汚染が考えられる。

強酸、強アルカリの場合は飲用により粘膜への影響が出る。
【ふ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
12 フッ素及びその化合物

フッ素の量に関して、0.8mg/L以下であること

地質由来、工場排水など。

適量であれば虫歯予防。ただしたくさん含む水を飲用していると、斑状歯や骨硬化症などに。
29 ブロモジクロロメタン

0.03mg/L以下であること

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性があるといわれている。
30 ブロモホルム

0.09mg/L以下であること

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性が懸念されている。
45 フェノール類

フェノールの量に換算して、0.005mg/L以下であること

水道管やタンクの塗装・ライニング剤からの溶出、工場排水の混入など。

組織への腐食作用、中枢神経への毒作用など。
【へ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
20 ベンゼン

0.01mg/L以下であること

過去には有機溶剤として広く使用されていた。石油製品からの漏出の疑い。地下に流出したベンゼンは土壌に若干吸着するが、徐々に移動し地下水中に到達し、わずかに生物分解後安定。

めまい、頭痛、嘔吐、造血系への影響大。
【ほ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
13 ホウ素及びその化合物

ホウ素の量に関して、1.0mg/L以下であること

地下水、温泉からの混入、工場排水の混入など。

食欲減退、寒気、吐き気など。
31 ホルムアルデヒド

0.08mg/L以下であること

浄水処理の塩素処理やオゾン処理で生成。

発ガン性があるといわれている。
【ま】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
37 マンガン及びその化合物

マンガンの量に関して、0.05mg/L以下であること

化学肥料による耕地の酸性化、地質由来、工場排水など。

食欲不振、頭痛、幻覚など。
【め】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
43 1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]
ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)

0.01µg/L(0.00001mg/L)以下であること

湖沼、貯水池及び汚濁の進行した流れの緩やかな河川で繁殖する藻類等により産生されることが確認されている。墨汁のようなにおい。

異臭は感知されるが、健康に影響を与える等の問題は起こっていないといわれている。
【ゆ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
46 有機物(全有機炭素(TOC)の量)

3mg/L以下であること

水中に存在する有機物に含まれる炭素(C)の総量で、有機汚濁の指標。何を測っているのか分からないと問題点が多かった過マンガン酸カリウム消費量に替わり設定された。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
有機物等(過マンガン酸カリウム消費量) H17.3.31で終了

10mg/L以下であること

比較的分解しやすい物質、例えば藻類、微生物の死がい、し尿、下水、汚水の流入を数値で表したもの。汚濁の指標として重要である。

物質を特定できないため不明。
【ろ】
項目名 基準値 / 原因 / 健康影響
 8 六価クロム化合物

六価クロムの量に関して、0.05mg/L以下であること

工場排水の混入など。

嘔吐、下痢、腹痛など。

  • 五十音順

健康影響など:一覧表

水道法で定められています全項目(50項目)につきまして、項目ごとに健康影響をご説明いたします。

  • * 注 平成20年12月20日に水道法(昭和32年法律第177号)第4条第2項の規定に基づき、水質基準に関する省令の一部が改正(厚生労働省令第174号)され、水質基準項目は従来の51項目から50項目になりました。
項目名 健康影響
 1 一般細菌

一般細菌は、空中、土壌、草木等自然界に由来する。平常時より著しく上昇した場合には、何らかの汚染、病原生物混入の可能性を示唆している。

大部分は直接病原菌との関係はなく、無害の雑菌といわれている。
 2 大腸菌

温血動物の糞便の中に多量に存在する。大腸菌が検出されることは、人畜のし尿や病原菌が直接または間接に混入したことを疑う重要な試験である。

近年は病原性大腸菌による汚染もあり、危険度大。
 3 カドミウム及びその化合物

鉱山からの流出、工場排水などの混入等の疑い。

腎臓障害、悪心、嘔吐、異常疲労など。
 4 水銀及びその化合物

工場排水の侵入、農薬散布など。

神経と腎臓の障害。
 5 セレン及びその化合物

工場排水、鉱山排水の混入など。

胃腸障害、皮膚の黄疸様変色などが報告されているがセレンと明確には確認できていない。ガンの発症を抑制するという報告もあるようだ。
 6 鉛及びその化合物

水道水では、多くの場合給配水管からの溶出による。

生体内では骨に沈着し、長期摂取で貧血、消化管の障害、神経系の障害を示す。
 7 ヒ素及びその化合物

地質由来、工業排水、工場排水、農薬等の影響。

粘膜炎症、筋肉の弱化、食欲減退等。
 8 六価クロム化合物

工場排水の混入など。

嘔吐、下痢、腹痛など。
 9 シアン化物イオン及び塩化シアン

工場排水の混入など。塩化シアンは消毒副生成物として検査が強化された。

めまい、頭痛、意識喪失、痙攣等。
10 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素

土壌、あらゆる場所の水、野菜等も含む植物中に広く相当量存在する。一般に地表水では少なく、地下水では浅層水に多く溶存している。肥料の使用、腐敗した動植物、生活排水、工場排水などが汚染源である。

主として満1歳未満の乳幼児にチアノーゼを起こしたり、体内で発ガン性物質を生成したりするといわれている。
11 フッ素及びその化合物

地質由来、工場排水など。

適量であれば虫歯予防。ただしたくさん含む水を飲用していると、斑状歯や骨硬化症などに。
12 ホウ素及びその化合物

地下水、温泉からの混入、工場排水の混入など。

食欲減退、寒気、吐き気など。
13 四塩化炭素

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

吐き気、けだるさ、消化不良、昏睡状態等の神経的症状。
14 1.4-ジオキサン

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

発ガン性が懸念される。
15 シス-1.2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

吐き気、眠気、疲労感など。
16 ジクロロメタン

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

知覚、運動機能喪失。
17 テトラクロロエチレン

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

嘔吐、腹痛、意識喪失など。
18 トリクロロエチレン

工場排水等の混入の疑い、貯蔵タンクからの漏出などが考えられる。合成化学物質で自然界には存在しない。

嘔吐、腹痛、食欲減退など。
19 ベンゼン

過去には有機溶剤として広く使用されていた。石油製品からの漏出の疑い。地下に流出したベンゼンは土壌に若干吸着するが、徐々に移動し地下水中に到達し、わずかに生物分解後安定。

めまい、頭痛、嘔吐、造血系への影響大。
20 塩素酸

浄水処理にて次亜塩素酸を長期間貯蔵すると酸化により塩素酸濃度が上昇することが明らかになりこの度追加となった。

メトヘモグロビン血症、無尿、腹痛及び腎不全等。
21 クロロ酢酸

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性が懸念されている。
22 クロロホルム

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性があるといわれている。
23 ジクロロ酢酸

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性があるといわれている。
24 ジブロモクロロメタン

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性が懸念されている。
25 臭素酸

オゾン処理による浄水過程で消毒副生成物として生成。

発ガン性が懸念されているほか、毒性影響としては、吐き気、嘔吐、腹痛、中枢神経系の機能低下など。
26 総トリハロメタン(クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン及びブロモホルムのそれぞれの濃度の総和)

クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの4項目の総和。飲料水中のトリハロメタン濃度は、水温の上昇する夏期に高くなる傾向がある。

27 トリクロロ酢酸

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成する消毒副生成物。

発ガン性が懸念されている。
28 ブロモジクロロメタン

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性があるといわれている。
29 ブロモホルム

浄水過程で、水中のフミン質等の有機物と消毒剤の塩素が反応して生成するトリハロメタン成分。

発ガン性が懸念されている。
30 ホルムアルデヒド

浄水処理の塩素処理やオゾン処理で生成。

発ガン性があるといわれている。
31 亜鉛及びその化合物

水道水では、給配水管が主な由来であり、収斂味、白濁等を呈することある。

人間にとって必須元素であり、毒性は低い。
32 アルミニウム及びその化合物

水道水中では凝集で使用した薬品のごく微量が残留している懸念がある。

アルツハイマー病との関連、その他の病気との関連が指摘されているが、因果関係を結論づけるには、さらに詳細な検討が必要と考えられている。
33 鉄及びその化合物

水道水では、給配水管の腐食が主な由来であり、赤水の原因物質として問題になることが多い。鉄濃度の高い水は、混濁、沈殿したり着色するので、料理用、洗濯用には不向きである。

毒性は低く、通常、飲料水や食物からの摂取では、致死量に至ることはない。
34 銅及びその化合物

水道水では、主に給湯設備の材質に銅を用いたときに、溶出銅による着色水、濁り水の起こることがある。

人体に対する毒性は低いといわれている。
35 ナトリウム及びその化合物

自然環境中に広く分布、工場排水混入の疑いも。

腎疾患などで体内に貯留したときは、水分を伴って浮腫として現れる。
36 マンガン及びその化合物

化学肥料による耕地の酸性化、地質由来、工場排水など。

食欲不振、頭痛、幻覚など。
37 塩化物イオン

塩化物イオンは、水に溶けている塩素分である。漬物を洗った水、汗を流した浴水等の家庭排水、し尿、汚水、雨水等にも当然多く含まれている。

1日に4,000mg/L以上で心臓病、腎臓病患者に有害といわれる。
38 カルシウム、マグネシウム等(硬度)

地質由来、海水、工場排水、下水などの混入の疑い。

高濃度は胃腸障害など。
39 蒸発残留物

水の中に浮遊したり溶解したりして含まれている物質の総量。この値が高いと水質低下が考えられ、清浄な水ではこの値が低い。

衛生上の障害は定かではないが、多量に含むと水の味が悪くなる。
40 陰イオン界面活性剤

生活排水、産業排水など。

発泡や異臭味の原因。健康影響ははっきりしない。
41 (4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール(別名ジェオスミン)

湖沼、貯水池及び汚濁の進行した流れの緩やかな河川で繁殖する藻類等により産生されることが確認されている。純かび臭を呈する。

かび臭としての異臭は感知されるが、健康に影響を与える等の問題は起こっていないといわれている。
42 1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)

湖沼、貯水池及び汚濁の進行した流れの緩やかな河川で繁殖する藻類等により産生されることが確認されている。墨汁のようなにおい。

異臭は感知されるが、健康に影響を与える等の問題は起こっていないといわれている。
43 非イオン界面活性剤

生活排水、産業排水など。

多量でなければ影響はあまり強くないといわれている。
44 フェノール類

水道管やタンクの塗装・ライニング剤からの溶出、工場排水の混入など。

組織への腐食作用、中枢神経への毒作用など。
45 有機物(全有機炭素(TOC)の量)

水中に存在する有機物に含まれる炭素(C)の総量で、有機汚濁の指標。何を測っているのか分からないと問題点が多かった過マンガン酸カリウム消費量に替わり設定された。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
有機物等(過マンガン酸カリウム消費量) H17.3.31で終了

比較的分解しやすい物質、例えば藻類、微生物の死がい、し尿、下水、汚水の流入を数値で表したもの。汚濁の指標として重要である。

物質を特定できないため不明。
46 pH値

水の液性が酸性かアルカリ性か中性かをあらわす指標で、基準値から大きく外れるものは何らかの汚染が考えられる。

強酸、強アルカリの場合は飲用により粘膜への影響が出る。
47

生活排水、糞尿等の混入、プランクトン、菌類の繁殖等に起因することが多い。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
48 臭気

生活排水、糞尿等の混入、プランクトン、菌類の繁殖等に起因することが多い。消毒剤の塩素臭は異常としてはいない。

原因物質により健康影響は一口にはいえないが、原因追究が必要。
49 色度

水道水の場合ほとんどが配管の腐食による鉄由来。また、工場排水、下水等の混入によっても起こる。水質的に何らかの異常が発生したことを知らせる現象。

着色物質によっては、病原菌や有害物質を含んだ場合もあるので、原因追究が必要。
50 濁度

水道水の場合土砂等の混入、溶存物質の化学的変化等が考えられる。外観上の不快感や味覚障害等の飲用障害を起こす。

原因物質によっては、病原菌や有害物質等を含んだ場合もあるので、原因追究が必要。

ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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