日本分析からのお知らせ
スタッフからのコメント
分析課 課長 貝塚幸子
迅速かつ正確な分析を心掛けています。

一般に「水道」といわれているものは「水道法」で規定する水道を指し、
専用水道や簡易専用水道といった水道が法的に種々の規制を受け、
衛生的で安全な水の供給を行っています。

しかし、小規模な水道施設(小規模貯水槽水道など)については「水道法」の
適用から除外されており、とかくその管理の不徹底が指摘されがちです。
これらの小規模水道にあっても本質的には一般の水道とその内容は変わりなく、
同じように良質で豊富な水が供給されなければなりません。
このような観点から、小規模専用水道においても各都道府県・政令市の
条例による規制や要綱等による指導があります。

小規模専用水道とは、井戸水や河水等の自己水源を使用している自家用の
水道であって、専用水道に該当しないものをいいます。
ただし、特定建築物、旅館、公衆浴場、食品衛生法に規定する営業施設、
個人が専ら自らの用に供給するものを除きます。

千葉県の場合

自己水源(井戸水)又は上水混合で、給水人口が50人以上の者に飲用の水を供給し、給水人口居住者が100人以下なおかつ一日の最大給水量が20m3以下である施設について指導しています。
なお、「50人以上の者に飲用の水を供給」とは、設置者が特別な関係(家主、管理者、経営者等)に基づき50人以上の居住者、滞在者に飲用の水を供給することをいいます。

条例の適用を受ける小規模専用水道の給水人口の例示

  • 共同住宅、宅造地等における居住人口
  • 学校、幼稚園・保育所等における職員数及び学童・園児数
  • 病院、診療所等における職員及び病床数
  • 旅館、ホテル等における従業者数及び宿泊収容定員数
  • ゴルフ場、遊園施設等における従業者数及び利用定員数
  • その他事業所における従業者数及び勤務者数

維持管理

小規模専用水道施設の日常的な維持管理については、水質基準、施設基準を常に満足し良質で豊富な水を供給するため、以下の事項に十分留意してください。

(1) 管理体制の整備
  • 管理責任者の設置
    小規模専用水道の設置者は、維持管理の責任者を定め、適正な維持管理を行ってください。
  • 図面等の整備
    維持管理を行うために必要な配管系統図等主要施設の名称、図面、書類及び工具、検査機器等を整備保管してください。
  • 記録の保存
    施設の点検・清掃・修理及び従事者の健康診断並びに条例に基づく水質検査等を行った場合はその記録を作成し保存してください。
(2) 衛生管理
  • 立入禁止措置
    水源及び各施設周囲にみだりに人が立ち入らぬように立札掲示、柵の設置、施錠等の措置を講じてください。
  • 汚染の防止
    汚水の流入や逆流、漏水等に十分注意するほか、施設内外の清潔保持及び汚染防止に努めてください。
  • 残留塩素の保持
    給水栓末端における遊離残留塩素は常に0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合は0.4mg/L)保持するよう消毒設備の調整を常に行うとともに、消毒薬の予備を備えてください。
(3) 施設管理
  • 定期点検
    小規模専用水道施設各部(沈砂・貯水・ろ過・消毒設備等の各施設)について定期的に点検を行い、清潔の保持及び異常の早期発見に努めてください。
  • 水槽等の定期的清掃
    各種水槽は1年に1回定期的に清掃するほか、水あかや沈殿物が多い場合、及び汚染があった場合は随時清掃し、消毒してください。
(4) 水質管理
  • 毎日検査
    色度及び濁り並びに残留塩素について、1日1回以上検査を行ってください。
  • 定期の水質検査
    おおむね6ヶ月に1回定期的に水質検査を行ってください。
    検査頻度については、年2回とし、原則として年1回は全項目(51項目)検査を実施すること。
    ※1回目の全項目検査の結果が水質基準に適合し、異常がないと認められた場合の2回目の水質検査は9項目まで省略することができる。
  • 臨時の水質検査
    小規模専用水道により供給される水が、水質基準に適合しないおそれのあるときは臨時の水質検査を行ってください。
  • 原水の水質検査
    クリプトスポリジウム等対策として、浄水受水以外の施設にあっては、原水の指標菌(大腸菌及び嫌気性芽胞菌)検査を実施

⇒水質管理の詳しくは、千葉県小規模水道のてびき内に記載、小規模専用水道に係る水質検査項目及び検査頻度をご参照ください

(5) 薬品の管理
  • 消毒の方法、保管方法など
(6) 健康診断
  • 沈砂槽・貯水槽又は圧力水槽等で直接水を操作する業務従事者及び構内居住者を対象に年1回以上病原体がし尿に排泄される感染症(赤痢、腸チフス、パラチフス)患者、あるいは保菌者の有無に関して定期の健康診断を実施してください。

汚染事故等の緊急時の措置

こうした管理を努めるようにお願いしています。

飲料水の主要な検査項目セット(区分)

以下に掲げる検査項目はすべて日本分析(自社分析室)で検査いたします。
外注委託はございません。安心してご依頼ください。

各項目の解説はこちらから » 「検査項目の内容及び健康への影響について」

検査項目セット 主な内容
ビル管11項目
建築物衛生法
一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度
有機物(全有機炭素(TOC)の量)は平成21年4月1日より基準値変更
※亜硝酸態窒素が平成26年4月1日より追加されました
ビル管16項目
建築物衛生法
上記11項目にプラス
鉛及びその化合物、亜鉛及びその化合物、鉄及びその化合物、銅及びその化合物、蒸発残留物
※亜硝酸態窒素が平成26年4月1日より追加されました
消毒副生成物12項目
建築物衛生法
シアン化物イオン及び塩化シアン、塩素酸、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、総トリハロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、臭素酸、トリクロロ酢酸、ホルムアルデヒド
ビル管23項目
建築物衛生法
上記11項目+消毒副生成物12項目
ビル管28項目
建築物衛生法
上記16項目+消毒副生成物12項目
ビル管井水7項目
建築物衛生法
平成21年4月1日より8項目から7項目に変更
四塩化炭素、シス-1.2-ジクロロエチレン及びトランス-1.2-ジクロロエチレン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ベンゼン、フェノール類
飲用井戸等11項目+α 一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度の11項目
    +
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等に代表される有機溶剤
    +
その他、アンモニア性窒素、残留塩素など
51項目(全項目)
平成26年4月1日より50項目から51項目に変更
新基準省令の上欄に掲げるすべての事項
※従前の50項目に9亜硝酸態窒素が追加され、51項目になりました
水道法9項目(基本的項目) ◎主に簡易専用水道・小規模貯水槽水道(井戸水除く)該当施設など
一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度
水道法21項目+α 一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、pH値、味、臭気、色度、濁度の水道法9項目(基本的項目)
    +
シアン化物イオン及び塩化シアン、塩素酸、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、総トリハロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、臭素酸、トリクロロ酢酸、ホルムアルデヒド
上記水道法21項目にプラス
その他必要な項目(配管材など)
水道法40項目 上記51項目から
消毒副生成物12項目からシアン化物イオン及び塩化シアンを除いた11項目を除外したもの
水道法38項目 上記水道法40項目から
(4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール(別名ジェオスミン)及び1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)を除外したもの
水道法49項目 上記水道法51項目から
(4S.4aS.8aR)-オクタヒドロ-4.8a-ジメチルナフタレン-4a(2H)-オール(別名ジェオスミン)及び1.2.7.7-テトラメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール(別名2-メチルイソボルネオール)を除外したもの
中央式給湯水(冷水) 11項目、16項目、消毒副生成物12項目など
防錆剤注入 五酸化リンなど

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